ビザ免除悪用し不法就労するタイ人が増加

日本に行けば稼げると現地のブローカに騙され、タイ人が観光目的で来日し、農村で不法就労するケースが増えています。

  • 訪日する外国人で目立って増えているのがタイ人。
    • 2015年は約79万人と過去最高を記録した。
    • 国・地域別では中国や韓国、米国などに次いで6番目に多い。
    • 日本政府が13年、観光目的で滞在15日以内ならビザを免除したことが増加の理由。
    • 15年に摘発されたタイ人の不法就労者は前年比8割増の1215人。
  • 10年前は中国や韓国、フィリピン出身者が都市部の工場や飲食店で働くケースが多かった。
  • 今は、人手不足が深刻な地方の農村にタイやベトナムから人が流れ込む。
  • 政府は20年度までに入国審査官を900人増の約3300人にする方針を決めている。
  • 訪日客の増加と不法入国は表裏一体という課題が大きくなっている。

(2016年5月18日 日経新聞より)