兄弟相続の戸籍の取得、収集、取り寄せ

  • 兄弟相続の戸籍謄本類を収集していますが、おそらく30~40通くらい収集しないといけません。
  • まず、大前提として、被相続人の出生から死亡までの戸籍類が必要です。
  • 大変なのは、両親の出生から現在(又は死亡)までの戸籍類を収集することです。
  • 更に、相続人である兄弟の現在又は死亡までの戸籍類が必要です。
  • その上、その兄弟が死亡している場合は、代襲相続人としてその子の出生から現在又は死亡までの戸籍類も必要です。
  • 今回のように、被相続人が高齢で亡くなり、兄弟が多い場合、両親の戸籍収集も大変ですが、亡くなった兄弟の子である枝分かれした代襲相続人の戸籍収集に大変時間がかかります。
  • 一般の方がこの戸籍収集をするのは至難の業に近いと思います。
  • 相続のルール自体を考え直さないといけないような気もします。

代襲相続

死亡した相続人に代わって子が相続することを代襲相続と言います。

代襲相続の原因は、
相続開始以前の相続人の死亡
相続欠格
相続人の廃除
の3つです。
相続放棄は代襲相続の原因になりません。

代襲相続の範囲は以下のとおりです。
直系卑属:何代でも
兄弟姉妹:一代限り、つまり甥、姪まで
直系尊属:認められません
配偶者:認められません

2011年6月 4日