使い勝手が悪いと言われながら、教育資金贈与が着実に増加しているようです。
以下、日経新聞朝刊記事の要旨です。
- 教育資金の非課税贈与制度の利用額が、7月末時点で累計1兆円を突破した。
- 2013年4月に制度が始まって2年強で件数も14万5千件に達し、増加のペースは衰えていない。
- 大手信託銀行4行と三井住友銀行の累計の贈与額は1兆200億円超となった。
- 大手信託4行だけで今年7月末までに累計1000億円超が教育費として引き出された。
- 契約額で5行中最多の三菱UFJ信託銀行の調べでは、
- 贈与を受ける孫の側の年齢は6歳未満が最多で全体の3割。
- 平均の贈与額は約700万円で、制度の上限である1500万円を贈与する人は全体の2割弱。
教育資金贈与の非課税制度:30歳未満の子や孫への教育資金の贈与が、贈与を受ける側1人当たり1500万円まで非課税になる優遇制度。
2015年8月24日