基礎年金の原資はどこから出ているか?

本日の日経新聞1面に基礎年金の費用負担の記事が掲載されています。

年金費用が膨らんで不足してきたので、実は2009年度から基礎年金の費用の国庫負担割合が従来の3分の1から2分の1に引き上げられました。しかし、財源がありませんでした。そこで特別会計からお金をひねり出して、今年度までの3年間、その差分(1/2-1/3=1/6)を埋めてきました。

しかし、その埋蔵金も底をつき始めてきました。といっても他に財源があるわけではありません。そこで、将来引き上げる消費税を前取りしてその不足分に充当しようということになったわけです。将来の収入を先に使ってしまうようなものです。これで消費税の導入は決定的なものになります。

いずれにしろ、基礎年金の1/2は税金が投入されているわけなので、国民年金保険料を払わないという手はありません。しっかり国民年金保険料を払って、2倍の基礎年金として返してもらうのが妥当だと思います。

※名称として、納付する際は国民年金ですが、受給する際は基礎年金になります。

2011年11月21日(月)